平屋は地震に強い?構造や耐震等級、土地選びのポイントを解説 | COLUMN | アディックホーム

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2024.09.04

平屋は地震に強い?構造や耐震等級、土地選びのポイントを解説

平屋は地震に強いと言われる一方で、実際にどれくらい安全なのか不安に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、平屋の構造や耐震等級、そして土地選びのポイントを解説していきます、
地震に強い家を建てるために平屋が気になっている方はぜひ最後までご覧ください。

Contents

□平屋はなぜ地震に強いと言われるのか?構造と耐震性を解説

平屋が地震に強いと言われる理由は、構造のシンプルさ、重心の低さ、そしてさまざまな耐震構造との組み合わせによる効果にあります。

1:シンプルな構造

平屋は、2階建てと比べて構造がシンプルで、要素が少ないため安定しています。

2:重心の低さ

平屋は重心が低いため、揺れにくく、風を受ける面積も小さくなるため、地震だけでなく台風に対しても耐性が高くなります。

3:耐震構造との組み合わせ

平屋は、さまざまな耐震構造との組み合わせによって、さらに地震への強さを高められます。

以下に、代表的な構造方法とその特徴を比較して紹介します。

1:在来工法

在来工法は、木造住宅で最も一般的な工法です。
柱や梁を金物で固定し、筋交いを斜めに設置することで、地震に強い構造を実現します。

メリット

・伝統的な工法で、技術者が多く、施工しやすい
・自由な間取り設計が可能
・コストパフォーマンスが良い

デメリット

・構造材の精度が仕上がりに影響しやすい
・工期が長くなる場合がある

2:2×4工法

2×4工法は、北米発祥の工法で、壁を構造材とするため、在来工法に比べて地震に強いと言われています。

メリット

・壁で支えるため、構造が安定している
・断熱性・気密性が高い
・工期が短い

デメリット

・間取りの自由度が低い
・コストが高い

3:鉄骨構造

鉄骨構造は、鉄骨を主要な構造材とする工法です。

メリット

・耐火性、耐震性が高い
・大空間を実現しやすい
・耐久性が高い

デメリット

・コストが高い
・重量が重い

4:RC構造

RC構造は、鉄筋コンクリートを主要な構造材とする工法です。

メリット

・耐火性、耐震性、耐久性が高い
・大空間を実現しやすい

デメリット

・コストが高い
・重量が重い
・施工が複雑

5:SE構法

SE構法は、木造軸組工法と2×4工法の長所を組み合わせた工法です。

メリット

・地震に強い
・断熱性、気密性が高い
・工期が短い

デメリット

・コストが高い

これらの構造方法を比較検討し、ご自身のライフスタイルや予算に合わせて最適な構造を選ぶことが大切です。

□地震に強い平屋を建てるためのポイント!耐震等級と土地選び

地震に強い平屋を建てるには、耐震等級と土地選びが重要になります。

1:耐震等級

耐震等級は、建物の地震に対する強さを3つのランクで評価するものです。

・耐震等級1:建築基準法で定められている最低基準の耐震性を持つ建物。
・耐震等級2:震度6~7に耐えられる建物。
避難所になるような施設には耐震等級2以上が求められる。
・耐震等級3:最高位のランクで、耐震等級1と比べると1.5倍の耐震性がある。
警察署や消防署などの災害時に重要な公共施設はこれにあたる。

耐震等級3を取得することで、地震に対する安心感が増します。

2:土地選び

土地選びは、地震に強い家を建てる上で非常に重要です。

1:地盤調査

地盤調査を行うことで、土地の地盤強度や液状化リスクなどを調べられます。

2:ハザードマップ

ハザードマップは、地震や津波といった災害発生時の危険区域などを示した地図です。

3:土地の傾斜

傾斜地は、地震時に地滑りや崩壊のリスクが高まります。

4:土地の形状

複雑な形状の土地は、基礎工事に費用がかかる場合があります。

これらのポイントを考慮し、地震に強い土地を選ぶようにしましょう。

□まとめ

平屋は、シンプルな構造や重心の低さ、そしてさまざまな耐震構造との組み合わせによって、地震に強い住まいを実現できます。
地震に強い平屋を建てるためには、耐震等級3を取得し、地盤調査を行い、ハザードマップを確認するなど、土地選びにも注意が必要です。

当社は富山市周辺で注文住宅を手掛けております。
土地選びからお手伝いさせていただきますので、家づくりを検討中の方はぜひお気軽にお問い合わせください。